こんにちは、森です。
寝ても覚めてもゲームをプレイしているニートです。どうかお許しください。
みなさんはゲームで遊ぶとき、どれくらいBGMに注目してプレイするでしょうか?
RPGでよく利用する街やフィールド、通常戦闘曲などは印象に残りやすいですが、わざわざサウンドトラックを購入して聴いているという方はそれほど多くないかもしれません。
そこで今回は、Spotifyで聴くことができるものに限定して、私がプレイしたことのあるゲームからお気に入りのBGMを10曲ご紹介します。
Spotifyは、スウェーデンの企業スポティファイ・テクノロジーによって運営されている音楽ストリーミングサービス。2021年7月時点で、3億6500万人のユーザーを抱えており、音楽配信サービスとしては世界最大手である。パソコン・スマートフォン・タブレット型端末・ゲーム機などの電子端末に対応している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Spotify
この記事ではネタバレに配慮して
紹介したBGMがどの場面で流れるかを明らかにしませんが
ゲームの終盤で使用されるものを含む可能性があります。
記事の最下部に紹介したBGMをまとめたプレイリストを貼っておきます。
それでは参りましょう。
ご注意ください
Spotifyのプレビューは非常に大きな音で再生される可能性があります
再生前にデバイスの音量設定をあらかじめ小さくしておくことを推奨します
- feasley – talk is cheap (Going Under)
- Damned (Call of Duty:Black Ops)
- magnus pålsson – Potential for Anything (VVVVVV)
- Chris Christodoulou – Surface Tension(Risk of Rain)
- Toby Fox – 夢と希望の平原 (Deltarune)
- Mittsies – Vitality (Helltaker)
- Trouble Shooting Star (龍が如く0 誓いの場所)
- Andrew Prahlow – Timber Hearth (Outer Wilds)
- Andrew Prahlow – Outer Wilds (Outer Wilds)
- Andrew Prahlow – Space (Outer Wilds)
- 終わりに
feasley – talk is cheap (Going Under)
1曲目はインターンとして技術系新興企業の地下を探索するローグライクダンジョンクローラー、Going Underから”talk is cheap”の紹介です。
ゲームをプレイ中にこのBGMのイントロが聞こえてきた時、大げさに申し上げますと、聴覚以外の感覚を失い、椅子から転げ落ちる身体を制御することもできないまま、ダンジョンの探索も忘れてBGMに没頭していました。
大したネタバレではないと思うので、このBGMが使用されているダンジョンのテーマに言及してしまいますが、これは出会い系サイトをモチーフにしたステージで流れるBGMでして。
ステージの装飾や敵キャラクターのデザインと見事にマッチした、妖艶な雰囲気が伝わってきます。
Going UnderはBGMもさることながら、アビリティの名前にビジネス用語が用いられていたり、ローグライク系のゲームならではのランダムに手に入る使い捨てアイテムが、スマホアプリのようなデザインをしていたりと、プレイしていて飽きが来ないつくりになっていました。
なんども同じダンジョンに挑戦するローグライク系のゲームと非常に相性がいいと、思わざるを得ません。
Damned (Call of Duty:Black Ops)
2曲目はCoDシリーズの第7作目、BlackOpsのゾンビモードメインテーマである”Damned”の紹介です。
緊張感のあるピアノの旋律やノイズのような音、不安をあおる弦楽器の音色が見事にゾンビの恐怖を演出しています。
BlackOpsの話題において避けて通れないのが、私の初プレイ時の経験なのですが。
私はここで、小学生のころ、18歳未満提供禁止ゲームソフトである本作をプレイしていたことを懺悔します。
あいとぅいまてん。
忘れもしまへん、あの洋楽好きのD君の家に初めて遊びに行ったときのことです。
そこにはBlackOpsを4画面に分割して対戦していたD君とすでに集合していた彼の友達3名の姿がありました。
そこで私は知ることになるんです。
FPSって、遊びを。
幸い、当時から内気だった私は、「またピネだ」とばかりにボイスチャットで遠吠えすることなくゲームで遊んでいたので、他人に迷惑をかけることは多くはなかったはずです。すみませんね。げへへ。
ちなみにゾンビモードで一番好きな飲み物はダブルタップルートビアです。語呂がいいから。
magnus pålsson – Potential for Anything (VVVVVV)
3曲目は重力変換高難度プラットフォームゲーム、VVVVVVから”Potential for Anything”の紹介です。
「ドット絵」と「宇宙」をモチーフにしたBGMでこれ以上テーマに適したものを私はまだ知らない。
略して「ドッB」
緊張と緩和はお笑いのテクニックですが、音楽においても適応可能ではないのかと、思わざるを得ません。
もしくは私が知らないだけで既に存在していることでしょう。
イントロのサイレンのような音色で緊張感を高めた後、アルペジオで少しこのBGM全体の雰囲気をお知らせし、ささやくような音色でメロディが演奏される一連の流れが非常に好みです。
(アルペジオ とは、和音を構成する音を一音ずつ低いものから順番に弾いていくことで、リズム感や深みを演出する演奏方法。(ここで私が指しているものが実際のアルペジオではない可能性が存在します))
人はアルペジオから宇宙を感じる機能が備わっているのでしょうか。少なくとも私はこのBGMに宇宙が存在すると考えています。
無限の、宇宙が見える。シグマもそう言っています。
ちなみにこのゲームのタイトル、VVVVVVは宇宙船のクルーの名前がすべて「V」から始まることに由来するもので、サウンドトラックのタイトルは同じ理由で、楽曲の頭文字を集めてPPPPPPと名づけられています。
Chris Christodoulou – Surface Tension(Risk of Rain)
4曲目は不時着した未知の惑星を脱出するべく戦うローグライクアクションプラットフォーマー、Risk of Rainから“Surface Tension”の紹介です。
ぽぽぽぽん ぽ ぽんぽん↑ ぽぽぽぽん ぽ ぽんぽん↓
という八尺様がぎりぎり口ずさめそうなメロディの繰り返しが癖になる一曲です。
(Spotifyプレビューの範囲外でしたのでBGMの作者本人の投稿したYouTube動画を貼っておきます)
私は構造をそれほど意識せず聞いていたのですが
音楽好きな友人によるとなんとこの曲、驚異の5拍子。
驚異かどうかは人による、または音楽業界ではありふれているかもしれませんが
少なくとも私は5拍子のゲームBGMを聞いたことがありませんでした。
Risk of Rainを遊んでいた友達の中では、ゲーム内に登場するストーンタイタンとセットで親しまれています。
Risk of RainはRemote Play Togetherを使用することで1本のゲームソフトで最大4人まで一緒に遊ぶことができるのでぜひやってみてくださいね。
Toby Fox – 夢と希望の平原 (Deltarune)
5曲目はUndertaleの作者TobyFox氏の2作目、Deltarune Chapter1から”夢と希望の平原”の紹介です。
初めてこの曲を聴いたとき、音楽にまだこんな未知の体験をさせてくれる余地があり、それを提供してくれる人がいるのかと狂い悶えたものです。
めちゃめちゃよくないですか?
これには私も思わず否定疑問文で問いかけてしまいます。
なぜならピアノの音に始まり、電子音が含まれ、管弦楽器までなっているのだから。
序盤シリアスに思えた雰囲気が、中盤一気にやわらいで突然😊心中こんな気持ちで満たされた後、また一定の緊張感のまま新しいメロディと楽器で我々の心をつかんで離さない。
という感じですよね。
これが一つのフィールドのBGMであるという事実にも驚きを隠せません。驚きを覚せい剤取締法。違反。驚きを覚せい剤取締法違反であるといっても、過言ではありません。
なんという贅沢。この曲が含まれるゲームが、無料で、プレイ可能です。まだの方はぜひ。
Mittsies – Vitality (Helltaker)
6曲目は悪魔娘とハーレムを作るために地獄パズルを解き進む、無料でプレイ可能のHelltakerから
”Vitality”の紹介です。
このBGMはパズルを解いている最中に使用されているのですが、まさかこのようにノリのよいBGMがパズルの妨げにならないとは。
妨げにならないばかりか、まるで思考が加速し、普段より冴えているのではないかとさえ感じさせる。
そんなBGMです。
実際は、パズルの手助けにはなりませんが、行き詰った時にBGMに集中することでリズムに身をゆだねて問題を解けないストレスを解消することができます。
その点でパズルゲームの窮屈さを感じることなく、非常に楽しくプレイ可能でした。
学校でも授業中とか試験中にこのBGMを再生することを検討してみてはいかがでしょうか。
試験中に問題が解けなくなったらな、踊るんだよ。先生。
Helltakerはなぜか無料でプレイ可能ですので、かわいい悪魔娘の皆さんとハーレムを作って楽しく暮らしてみたい方はぜひ遊んでみてくださいね。
Trouble Shooting Star (龍が如く0 誓いの場所)
7曲目は初代龍が如くの前日譚である、龍が如く0から”Trouble Shooting Star”です。
これが極道をテーマにしたゲームのBGMだと、誰が予想できるだろうか。いや、できない。
でも実際そうなんです。
初代龍が如くの時点で、主人公の桐生さんは37歳でしたが、龍が如く0では20歳。
若いエネルギーほとばしる、元気な極道の姿を見せてくれます。
このBGMはそんな背景があって生まれたのでしょうか。
ちなみに私は、龍が如くをプレイしてクリアした後の数日間は、気持ちが強くなって普段よりも少し自信をもって生活することができます。
友人と対戦ゲームをプレイしているときも、「わしも退くわけにいかんのや」と口をついて極道っぽいセリフが出てきたりします。恥ずかしいね。
Andrew Prahlow – Timber Hearth (Outer Wilds)
8曲目は終わりのないタイムループに囚われた恒星系で繰り広げられるオープンワールドミステリー、Outer Wildsから”Timber Hearth”の紹介です。
ここから10曲目までOuter WildsからのBGM紹介となることを、どうかお許しください。
なんてあたたかみのあるBGMでしょう。What a song! なんて曲だ。とでも言いましょうか。
これがまさか、終わりのないタイムループに囚われた恒星系で繰り広げられるオープンワールドミステリーゲームに使用されているBGMであるとは。
みなさまもぜひ目を閉じて、満天の星空の下、宇宙飛行に疲れて故郷の星に帰ってきた身体に、暖かい焚火とコーヒーの熱がしみわたり、眠気で少々ウトウトしながら、友人とマシュマロをあぶっている様子を想像しながらお楽しみください。
もしくは、気持ちの良い朝の目覚めを思うのもよいでしょう。
Andrew Prahlow – Outer Wilds (Outer Wilds)
9曲目もOuter Wildsから、メインテーマである”Outer Wilds”の紹介です。同タイトルから3曲も紹介することに若干の葛藤がありつつも、この曲を抜きにしてOuter Wildsを語ることはできないと感じましたので、ここに紹介させていただきます。
曲名に、ゲーム作品の名を冠することからもわかる通り、Outer Wildsを象徴するBGMです。
新人宇宙飛行士である主人公の先輩にあたる、4人の旅人はそれぞれ楽器を持って宇宙を旅しており、たどり着いた惑星で、まさにこのメロディやリズムを演奏しています。主人公は所持している音声センサーのようなもので、恒星系のどこにいても、さみしい時にはいつでも、これを聴くことができるため、作品と切っても切れない関係であるといえます。
メインテーマ、それもゲームの名前がそのまま使われているものは特に、ゲームの印象を決定づけるものだと考えております。
もしも、スーパーマリオブラザーズやドラゴンクエストのメインテーマが、あのBGMでなかったなら。
想像してみてください。
Andrew Prahlow – Space (Outer Wilds)
最後にご紹介するのは、Outer Wildsから”Space”です。
その名の通り、Space、つまり宇宙。
宇宙を飛行中に流れるBGMでございます。
みなさまも、宇宙を感じるでしょうか。
イントロでは先ほど紹介した、”Outer Wilds”のメインテーマのメロディが聞こえてきますね。
(Spotifyプレビューの範囲外でしたので、ぜひゲーム内でお楽しみください)
そして、楽曲の空気間を作る、音を長く延ばしたシンセサイザー(DTM用語でパッド)が宇宙空間の途方もない広さを演出しているように感じます。
それに加えて、一部キラキラとしたかわいらしい音が、遠くに輝く星のきらめきのように思えたりして、個人的にはこの部分が一番好みです。
さらには、なんらかの楽器の逆再生のような音まで用いられており、宇宙の神秘的な様子を感じざるを得ません。
感じざるを、得ません。
このようにOuter Wildsは、心温まる安らぎのアコースティックなBGMと、シンセサイザーを取り入れた、宇宙の神秘的な雰囲気を感じさせるBGMの二面性が印象的な作品であるといえます。
思えばイントロのメロディが徐々にフェードアウトしていくのは、主人公が宇宙へ旅立ち、目的地に向かうにつれて遠くに、小さくなる故郷の惑星を比喩しているのかも、しれませんね。
終わりに
以上、私のプレイしたゲームから、Spotifyで配信されている楽曲に限定して、BGMを紹介しました。
余談ですが、この記事を執筆するにあたり、紹介したいBGMを改めてリストアップしたところ、Spotifyで配信されているものだけで50曲、配信がないものも含めるとそれ以上ありましたので、その中から10曲を選ぶというのは困難を極めました。
しかも、そのうち3曲は同じタイトルからであったり、シリーズは違えど同じ作者のものがあったりと、個人的な好みが前面に押し出された内容となったことを、光栄に思います。
今回紹介したBGMを聴いて、ゲームを買ってプレイしていただけるととても嬉しいです。
それでは。
紹介したBGMをまとめたプレイリストです
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