ご挨拶
こんにちは、森です。
本ウェブサイト、ゲームミミックで記事を投稿することを許されています。
今回は2022年11月に発売したポケモンシリーズ最新作
『ポケットモンスター バイオレット』のレビューです。
ポケモン図鑑完成に代表されるやりこみ要素を残してはいますが
ひとまず本編をクリアしたので感想付きでレビューを書きます。
まだご挨拶の段階で申し上げにくいのですが、はっきり言って私のゲームの評価基準はかなり歪んでいると、自分から見てもそう言わざるを得ません。
具体的にはキャラクター、ストーリー、BGMに偏りすぎている、感情的になりすぎるためその点をお許しいただきたいと、そう言っています。
ちなみに好きなゲームはペルソナ5R、FF7R、FE風花雪月です。よろしくお願いします。
本記事ではストーリーのネタバレを含みませんが、ゲームの面白い部分や雰囲気などがわかってしまう、いわゆるオモバレ、エモバレを含む可能性があります。
未プレイの方はその点に注意してご覧ください。
ネタバレ判定の際どい部分はこれのやつをしておきます。
ご覧になりたい方はその部分をドラッグ選択すると読めます。
参ります。
気になった部分
ポケモンバイオレット本編をプレイ中に気になった点やマイナス部分を挙げていきます。
パフォーマンス
私から改めて言うこともないでしょうが、やはり処理落ちや強制終了は目立ちました。
特に水上や、スター団アジトのしたっぱ軍団戦などは大幅に処理が遅くなって
「耐えてくれ~~~」と念じながら遊んでいました。
2度強制終了があったものの、おまかせレポート(オートセーブ)機能のおかげで大したやり直しにはなりませんでした。
とはいえ頻繁なレポートを推奨します。
オンラインテラレイドバトルでネタバレをくらう(伝聞)
知人がオンラインテラレイドバトル中、集まったトレーナーが見たことのないポケモンや進化後のポケモンを連れていたらしいです。
私はオフラインのひとりで挑戦しかしておらず、サポートNPCトレーナーの連れているポケモンは旧作にも出現しているポケモンがほとんどだったように思います。
オンラインのトレーナーも悪意は無いものの、思わぬネタバレチャンスがあったことを不憫に思わざるを得ません。
ポケモンたちの姿を自分で確かめたい方にはオフラインレイドをおすすめします。
ユニオンサークルの集合場所がランダム
通信で友達の世界に呼んでもらう際、集合場所を指定する方法がわからず近くのエリアからランダムに選ばれて集合していました。
そらをとぶタクシーを利用すれば離れた場所にもすぐに移動できるのでかまわないと言えばかまわないのですが、ひと手間かかります。
任意の場所から始められる方法は調査中です。
ライド中によく小さいポケモンにぶつかる
ミライドンにライド中、彼または彼女(性別不明)の背中に小さいポケモンが隠れてよく不本意なバトルに発展していました。
にげるの成功率はかなり高いように感じたので、特に問題はないのですが
移動のテンポが少し悪くなるので気になる部分ではあります。
ベッドで寝ても昼夜を切り替えられなかった
自宅や学生寮の自室にベッドが置いてあり、そこで休むとポケモンたちの体力やPPを回復させることができるのですが、どうやら外の時間は変わらないようでした。
時間限定で出現するポケモンを探すときなどに不便かもしれませんが
ゲーム内昼夜の時間間隔は短めに感じたのでそこまで支障はないとは思います。
ベッドで休憩しても時間が変わらないのはロールプレイ的には違和感がありましたが、24時間近く睡眠したと思えばギリ納得可能な範囲でしょうか。無理があるか。
昼夜変更可能な方法があるかどうかは調査中です。
野生ポケモンの不意を突くのがちょっと難しい
野生ポケモンの認識範囲があいまいなので見つかっているのか否かわかりづらく(なんなら目で追われていた気もする)(気のせいかもしれない)、真後ろからボールを投げても着弾までによそを向いたりしてうまくいかないこともしばしばありました。
難しいと言ってもペルソナ5と比べて難しかったというだけで
ポケモンバトルの1ターンを無料で得られるという報酬と釣り合っている難しさではあるかもしれません。
ジム戦などを無視してレベルを上げ続けられる
ジムなどを攻略しなくても高いレベルのポケモンが現れる地域へ行けるので、序盤であってもレベルを上げようと思えばいくらでも上げられます。
オープンワールドの良い部分ではありますが、レベルを上げすぎると手に汗握るジムバトルの醍醐味は損なわれるのでプレイヤーが自制する必要があります。
しかしこれに関してはプレイヤーの好みでジムバトルの難度を調節可能になったと考えれば、転じてよい部分として捉えられるかもしれません。
うまく利用できれば、ギリギリの戦いを好むプレイヤーと圧倒的な強さで勝利するのが好きなプレイヤー両方が満足できることでしょう。
制服は4種類
ポケモンソード/シールドと比べて服の種類は制服4種類と少なかったです。
主人公は学生の身分なので仕方のないことです。
とはいえ髪型や化粧、メガネサングラスヘルメットソックスタイツスニーカーサンダルブーツローファーバッググローブハットキャップスマホロトムカバーなどは豊富にあったので全然OKです。
ミニマップの非表示ができなかった
HUD縛りプレイはできなそう。
しかしながらプレイヤーが迷子にならないように、近くの街に誘導してくれる親切な看板がいくつも存在していました。
ミニマップを見なくても迷うことは少なそうです。
序盤のノーマルタイプの野生ポケモン強すぎ
特にパフュートン。構成が固まってない旅パーティの相性が悪すぎた。
野生ポケモンがかわいいので戦う気が失せる
ゲームクリアするために野生ポケモンを倒してレベルを上げる必要があるけれど、虐待みたいで苦い気分になっていました。
ポケモンシリーズの伝統ではありますが、技術の進歩でより生き物としてのリアリティを増したポケモンを経験値のために蹴散らすことは(感情的に)容易ではありません。
処理落ちよりも強制終了よりも、この部分が個人的に最も辛い部分でした。
ポケモンスナップやった後に野生ポケモン倒してレベルアップできますかって。
ねえ。
(筆者はポケモンスナップをやったことがありません)
低レベルクリアも可能かもしれないけど方法を編み出す努力を怠ったことを告白します。
なんなら捕獲するのも罪悪感があった
群れで生活している中の一匹なんて(感情的に)捕まえられませんでした。
家族みたいなもんでしょ、だって。
なんとか自分の行いを正当化するために、群れからはぐれた個体を捕獲してました。
それでもキツかったです。
最終的には善人たることを諦め欲望のままに動いていましたが、葛藤のあるうちは本当につらい。
さながらリアル誘拐みたいな気分でした。やったことはありませんが。
ほんまにほんまに。
良かった部分
ここからはプレイしていて良かった部分を上げていきやす。
キャラメイクのパーツが予想以上に多い
事前情報は広告だけだったので顔パーツと髪型は固定だと思っていたのですが、実際は選択可能なパーツが多くて喜びを隠せませんでした。
髪型髪色目形目色睫毛睫毛色眉眉色口形リップ色ほくろなど、個性を出すには十分な量です。
食事ができる
街には屋台やレストランがあり、外ではポケモンたちとピクニック中にサンドイッチを作って食べられました。
食事をすることで食事パワーが得られ、もらえる経験値が増えたり色違いのポケモンと出会いやすくなったりしますが
私にとってはそれだけでなく、食事が可能なだけでかなりロールプレイがはかどったのでとてもありがたい要素でした。
授業が受けられる
生物、数学、歴史学、バトル学、家庭科と様々な授業と個性的かつ魅力的な先生が我々を迎えてくれます。
フィクションの学校ってこんなに面白いんですね。
授業の内容もためになるものが多く、シリーズ初心者はもちろん常連プレイヤーも新たな発見や気付きがあることでしょう。
先生たちと仲を深められる
職員室や食堂、教室などの様々な場所で授業以外でも先生たちと会うことができ、専用のミニストーリーが段階的に進行していきます。
ペルソナシリーズでいうところのコミュが実装されていることに驚きを隠せません。
今までのポケモンでは想像によるところが大きかった登場人物たちとのコミュニケーションを、実際にゲームとして遊ばせてくれたことを感謝しています。
ポケモンと一緒にフィールドを歩ける
手持ちの先頭のポケモンをボールから出して一緒に外を歩くことができます。
後ろからついてくるポケモンの姿に悶絶するもよし、彼らに話しかけてコミュニケーションをとったりして楽しむもまた、よし。
戦わせるだけでなく、ただ一緒にいるという遊び方も用意してくれたことに感謝しています。
おかげでオープンワールドのフィールドを余すところなく活用できました。
オープンワールドの楽しみ方についての記事はこちら
ところでスマブラSPからピチューの魅力に気が付きました。
かわいいね。
ピクニックができる
ポケットモンスターキャンプ/ピクニック
ピクニックテーブルの周りに手持ちのポケモンとミライドン(またはコライドン)を呼び出してみんなで楽しくピクニック。
ピクニック中はボールを転がして遊んだり、ポケモンウォッシュでシャワーをさせてもらったりと濃密なコミュニケーションを楽しめます。
世の中にこんな幸せなことありますかっていう話。
BGMが素敵
フィールドを徒歩で歩いているときはピアノソロなどの落ち着いたBGM、ライド中や戦闘中はアップリフティングなBGMと雰囲気に応じて曲調が変わるこだわり仕様が印象的でした。
どちらもメロディは共通なうえに、徒歩のBGMにオーバーラップするようにライドや戦闘のBGMに切り替わるので、一曲の同じ部分を聴き続けて飽きるという心配が全くありませんでした。
UndertaleやDeltaruneの作者であるToby Fox氏もサウンドに参加しているのでゲームBGM好きなら本作のサウンドトラックは必聴と言えます。
必聴と、言えます。
登場人物とストーリー
ネモさん、ペパー先輩、フトゥー博士など、そもそも魅力的な登場人物がストーリー本編にがっつり絡んでくるのでストーリーの進行に合わせてますます興味が増していきました。
ゲームとしてプレイヤーに遊びを提供するだけのNPCにとどまらない彼らの人としての夢や悩みに触れて、最終局面で私は不覚の涙を禁じえませんでした。
ジムバッジ集めてポケモンリーグに挑んでチャンピオンになって終い、という私のポケモンシリーズに対してのイメージを見事に払拭してくれた。
感動した!
結論
人間およびポケモン関係。
人間およびポケモン関係が今までにないストーリーを生み出してくれました。処理落ちや野生ポケモンをむやみに打倒することに対して違和感があったものの、ゲームにストーリーの良さやキャラクターの魅力、上質なBGMを重視する私にとってポケモンシリーズ最高の体験であることは間違いありません。
正直に申し上げて、序盤から中盤はストーリーが始まったばかりで興味をあまり惹かれなかったり、いろんなポケモンのレベルを上げ続けるだけでうまくゲームにハマれない時間があったことを隠すことはできません。
その時点ではポケモンバトル自体も好きというわけではなかったので、なんとなく新作だからと思ってやってました。
しかしながら、中盤にポケモンリーグチャンピオンテスト挑戦を見据えたパーティ構成を完成させたことで一気にモチベーションがアップしました。
パーティが定まってないとひたすらレベルをそろえるために上げ続ける毎日でしたから。
そこからは序盤の停滞が嘘のようにプレイし続けました。
新たな情報が公開されるたびに興味を増していき、私にとって本作は最終盤が面白さのピーク。
ネタバレをしないためにあまり詳しいことを書くことができないのは口惜しい限りですが、今までのポケモンにない人物およびポケモン関係であったと、言わせてください。
お願いします。
どうか。
終いに
お疲れ様でスター。
結論で長々と語ってしまったのでここでは短くまとめたいと思うております。
せっかくなのでアニメポケットモンスターの次回予告風に、川柳で締めましょうか。
では失礼して……
ピッピカチュウ。
処理落ちの
霧を払うは
義理人情
みんなもポケモン、ゲットじゃぞ。
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