【何をすればいい】オープンワールドの楽しみ方【探索】

遊び方

昔、知り合いとおすすめゲームの貸し借りをした。中学生か高校生のころ。

私は当時革新的なシステムだと感じた、オープンワールドのゲームを「すごくおもしろいよ、楽しんで」と彼に預けて、好意的な感想と共に来るであろうクリア報告を待ちわびた。

それから数か月後、ゲームを1本クリアするにしては時間がかかりすぎていることを心配した私は、彼に尋ねた。
私が貸したゲームはどうだった、と。

すると彼はこう答えた。

「あー、あのゲームさ、広すぎて何やったらいいか分からんくなって、辞めたわ」

それからのことは記憶があいまいでよく覚えていない。

数分後、やっとのことで正気を取り戻した私の両手は、鮮血で染まっていた……

ごあいさつ

こんにちは、方向音痴です。

こんにちは

冒頭のは一部フィクションです。
どこが、とは言えませんが……

ところで皆様、オープンワールドゲームはお好きでしょうか。

最近はELDENRINGやCyberpunk2077に代表される大作ゲームや、ゼルダの伝説やポケモンまでオープンワールドを採用しています。
現在、主流となりつつあるジャンルと言えますね。

広大なフィールドの中を自由気ままに探索でき、見える場所にはどこまでも行けるというのがオープンワールドの魅力であります。

しかしながらオープンワールドが苦手な方や、興味はあるけど楽しみ方がわからないという方も少なくないと思います。

今回はそのような方々に向けて、今までよりオープンワールドを楽しむことができるようになる、かもしれない方法や考え方、ゲーム選びをご紹介します。
いえ、させてください。

何をしたらいいかわからない

まずはこの問題に向き合います。
何をしたらいいかわからない問題。

今回はその原因を、情報がなさ過ぎるためではなく選択肢が多すぎるために陥ってしまっていると仮定します。

ひとまず高いところに登る

ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド/2017

いったんメインクエストを気にせず探検することをおすすめします。
画面上にクエストマーカーが表示されているならそれを非表示にしてしまいましょう。

オープンワールドに高い建物は付き物。まずは高いところに登って周りを見渡してみましょう。
それから興味を惹かれる地形や建物などがあればそっちへ向かって歩いてみてください。

高いところがなければマップをご覧ください
マップもなければ今いる地点から見える方角で最も興味深い方へ、方へと突き進むのみ。

Outer Wilds/2019

重要なのは自分自身の興味関心好奇心。
なにがあるんだろう、どうなるんだろうという疑問やワクワク感がゲームから強制感を取り払ってくれます。

探索に満足したらメインクエストを進めればいいし、ずっと探索を続けたっていい。

嫌でなければHUDからミニマップやクエストマーカーを非表示にして遊ぶと楽しいですよ。
特にコンテンツマーカーは探索の楽しみをネタバレしてしまうので、必要な時だけつけると良かろうですよ。

HUDを非表示にする遊び方はこちらの記事で詳しく解説しています。

【HUD】ゲームの世界に1024倍のめり込む遊び方【縛りプレイ】

できるだけ自分が探索したいと思えるような世界を舞台にしたゲームを選ぶといいですね。
自然、都会、廃墟、中世、近未来、宇宙など自分の好きな設定を探してみてください。

メインクエストに集中する

もう一つ考えられるのは、メインクエストを追いたいけれどもサイドクエストなどの邪念が多くて気が散ってしまうケース。

その場合は迷わずメインクエストを進めるといいと思います。
他の要素、サイドクエストや収集は進行の妨げにならない程度でOK。

サイドクエストは無視してOK
Grand Theft Auto Ⅴ/2013

探索とメインクエストの両方に興味が持てない方も、ゲームを積んでしまう前にまずはこの方法を試してみてほしいですよ。

ほとんどのゲームはメインクエストが進むにつれて要素が解禁されるので、それまでは動画とか音楽とか聴きながらでいいので、どうか。お金を払って買ったなら、なおさらに……

経験的にはオープンワールドゲームは中盤あたりから楽しくなることが多いです。
もうちょっとの辛抱だ。

【非推奨】マップを見てコンテンツマーカーを巡る

マップ上に表示されているコンテンツマーカー
Cyberpunk2077/2020

かなり行動を強制的に決めるものではありますが、一方で何をしたらいいかわからないという問題は解決されます。

私はこの方法でゲームに飽きたので推奨しませんが……
もしマップ内のアイコンを綺麗に掃除したい方がいればやってみるといいかもしれません。

寄り道しすぎて本筋が追えない

続いては寄り道しすぎて本筋が追えないという問題。
これも実際に言われたことがあります。

これを本人は悩み事として捉えていましたが、私はかえって彼がオープンワールドを楽しめていると感じました。

なぜなら興味を持つ対象を自分で設定できているからです。
(∵←ちなみにこれ「なぜならば」という数学記号らしいです)

サンドウィッチ作りにハマったっていい
ポケットモンスターバイオレット/2022

彼に必要なのは本筋が追えないという罪悪感を取り除くことだけ。
そのためには彼が少し考え方を変えるか、ゲームがそれをアシストしてあげることが肝要です。

例えば『ポケットモンスター スカーレット/バイオレット』ではメインクエストを大まかに3つに分けています。

ポケットモンスタースカーレット/バイオレットのレビューはこちら
【ネタバレなし】ポケットモンスターバイオレットをレビュー【ポケモンSV】

「ジムバッジを集めてチャンピオンを目指す」、「秘伝スパイスを集める」、「スター団のボスを倒す」というもの。
それぞれ重要ではあれど緊急に解決しなくてはいけないものではありません。

また、それらのどれも十分に手持ちポケモンたちを成長させて挑む必要があるので
寄り道をする中でわざマシンや道具を発見したり、ポケモンを鍛えたり知識を養ったりすることは決して無駄になりません。

新たなポケモンと出会うことがバトルに役立つ
ポケットモンスターバイオレット/2022

こう考えると、寄り道ばかりで本筋が追えないという悩みから解放され、この寄り道は必要なものだと自分を許すことができるのではないでしょうか。
ストーリーの進行につれてそちらに興味を惹かれることがあるまで、寄り道を堪能するのが良いだろうと思います。

ただし、ゲームによってはストーリーの雰囲気と寄り道の相性が悪いことが少なくありません。
私のように感情的なプレイヤーにとっては寄り道どころではないと感じてしまうため注意が必要です。

これについては別の記事に書く恐れがあります。

移動が面倒

オープンワールドへの不満をインターネットで調べて発見したのですが、これはかなり厄介な問題です。

ストーリーに強く関心があり探索をあまり求めていないプレイヤーにとって、オープンワールドはなかなか相性の良くないジャンルかもしれません。

移動には時間がかかる
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド/2017

というのも、私はオープンワールドは探索が醍醐味のジャンルだと考えております。
他のゲーム、特にいわゆる”一本道”と呼ばれるものと比べて、プレイヤーは積極的に楽しい要素を探さなければならない

そのため、オープンワールドでメインクエストを真っすぐ追うだけでは、それらのゲームと並ぶ満足度を得ることが難しいからです。

一応、マップから指定の地点へ瞬間移動できるシステム、ファストトラベルが実装されているゲームがほとんどではあるものの、移動のたびに毎回数秒のロード画面を挟まなければならないのは快適とは言えません。

例えばJust Causeシリーズのようにマップ全体をグラップリングフックやウィングスーツの遊び場として利用できれば移動は単なる移動以上の楽しさを生んでくれますが、全てのゲームがそうではありません。

ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド/2017

今、私にはこの問題を解決できる考え方やプレイ方法を思いつくことができず、探索を除いて移動とストーリーの両方を楽しめる作品を知らないことを謝罪します。

そして条件を満たす作品があればそれについて記事を書くことを誓います。

終いに

お疲れ様です。

移動が面倒という問題を解決できる手段を提案できなかったことは悔やまれますが、伝えたいことは書ききりました。

個人的にはオープンワールドを楽しむためには好奇心があればいいと思っています。
あれはなんだろう、ここにはなにがあるだろうと子供の気持ちで世界を歩けばきっと発見があります。

よかったら皆さんの好きなオープンワールドゲームを教えてください。

愛をこめて。

迷子より。

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