実況動画見たらゲームも買って下さい
ご挨拶
こんにちは、大学中退君です。
ゲーム実況動画、盛んですよね。
個人的に実況動画は対戦ゲームやシミュレーションゲームなどに適しているものの
ストーリーが重要なゲームの売り上げに悪い影響を与えているのではないかと思っています。
そこで今回は学もないのにゲーム実況動画が売り上げに及ぼす影響を考えます。
データも何も出てこないので妄想と言っても差し支えないでしょう。すみません。
実況プレイでゲーム売り上げが伸びたという事実
先日Automatonさんに掲載されているこちらの記事を読みました。
その主旨(または趣旨)は『記事の筆者がリリースした1本のゲームが、ある実況動画の影響でその売り上げを一時的に伸ばしたという事実をもとに、実況動画には物語やゲームプレイのネタバレや権利の侵害という側面がありながら、資金の少ないインディゲームデベロッパーにとっては有名プレイヤーの実況動画が公式のマーケティング活動より効果的な宣伝効果を持つ』とするものでした。
そして実況動画で謎解き要素などのネタバレがあったにもかかわらず、その視聴者たちの一部がゲームを購入した動機は『○○さんがプレイしていたゲームが面白そう、私もやってみたい』というものだったそうです。
少なくとも私の知人は実況動画で内容を知ったゲームを購入しようと思わない人がほとんどだったためこの記事の内容について驚きました。
恐らくですが動画を見て購入した方は単純にゲーム自体に興味を惹かれただけでなく、自分の好きな投稿者と同じゲームをプレイすることに価値を感じていたと思います。
尊敬する人の行動を真似たくなるように。
ファスト映画の需要
ところでちょっと前にファスト映画とか逮捕とか裁判とかが話題になりましたよね。
ファスト映画とは映画のあらすじや結末などを短くまとめた10分程度の動画群らしいです。
wiki情報なので信ぴょう性に問題はありますが、私の知ってるやつで間違いなさそうです。
そしてこちらの記事によると、つまらない作品をみて時間を無駄にするのを恐れる人
『タイムパフォーマンス』を重視する人が増えているようでファスト映画はその需要を満たすものだそうです。
約2時間スクリーンの前に座っていないといけない映画館よりも10分程度でその作品が面白いかどうかわかるのが魅力であると。
映画業界ではこのようなことが起こっており、結局逮捕者が出て有罪判決を言い渡されたそうですが
ゲーム業界も他人事ではないように感じます。
実況動画はファストゲームなのか
ゲームの楽しみ方は『リスクとリターンの駆け引き』以外にもたくさんありますよね。
カービィやスマブラの作者として知られる桜井さんの動画で詳しく紹介されています。
最近のゲームはムービーやストーリーに力を入れている作品も多く、この部分は映画と共通する楽しみ方であると思います。
そしてそういった作品において、ストーリーの進行やムービーはボス戦に代表される試練を乗り越えたご褒美として扱われることが多く、プレイヤーがゲームをプレイする動機となりえます。
現在、多くのゲーム実況動画はレベル上げなどの時間がかかる部分をカットして面白い部分やムービーなどの見せ場のみを採用し編集したものが主流となっており、ストーリーを楽しむだけなら自分で購入してクリアするまでプレイするよりもタイムパフォーマンスもコストパフォーマンスも高いものとしてみることができます。
では特にストーリーやムービーが重要な価値を持つ作品において、ゲーム実況動画はファスト映画と同質のものなのでしょうか?
ゲーム実況動画に違法性は認められるものの多くのメーカーは黙認という形をとることが多いです。
一部のメーカーはガイドラインを公開したり作品ごとに配信規制を定めたりしていますが。
それでも完全に動画配信を規制したりネタバレに配慮してインターネット上で話題に出すことを遠慮すると、かえって知名度や売り上げが伸び悩んだりしてしまうことは避けられないでしょう。
SNS上で大勢の人が一時的に話題にする(バズる)ことはマーケティングにおいて重要でしょうから。
想像だけでしゃべっていますが。
お客様自身の創作性やコメント
任天堂の著作物利用のガイドラインにはこう書かれています。
Q1.このガイドラインでは、どのような種類の投稿が認められますか。また、どのような種類の投稿は認められないのでしょうか。
https://www.nintendo.co.jp/networkservice_guideline/ja/index.html
A1.任天堂は、このガイドラインによって、お客様ご自身の創作性やコメントが含まれた動画や静止画が投稿されることを期待しております。例えば、ゲーム実況動画やゲーム紹介動画等は、このガイドラインの対象として認められます。
一方、Nintendo Switchのキャプチャーボタン等の機能を利用する場合を除いて、例えば任天堂が制作したプロモーション動画を転載したものや、他人の投稿を転載したもの、ゲームのサウンドトラックやムービーシーン、イラスト集等をコピーしただけの投稿は、お客様の創作性やコメントが含まれないため、ガイドラインの対象として認められません。
少なくとも任天堂はゲーム実況動画を、ユーザー自身の創作性やコメントが含まれているものに限り認めているということですね。
先のAutomatonに掲載された記事の例も踏まえると、ゲーム実況動画は単に作品の内容を短時間で明らかにしてしまうものではなく、新しい価値を加えるものとして捉えることができそうです。
売り上げが伸びた実例もあることですから。
ですが、スマブラSPやSplatoon3などの対戦ゲームの観戦とは違い、ストーリーを伴う作品の実況はやはりネタバレによってゲームを購入してプレイする動機が失われることは避けられない問題のように感じられます。
先の例において動画視聴後にゲームを購入した方がいる一方で、少なくとも私の知人は動画を視聴したことで自分でゲームを購入してプレイする機会を失っています。
ではこの問題をどうやって解決すればよいでしょうか。
ウォッチパーティのシステムを利用できるか
Prime Videoウォッチパーティというサービスがあります。
Amazon Primeに加入すれば、参加メンバー皆で同じ作品を観られるというやつですね。
Twitchなどで配信者と一緒に映画を観てリアクションや感想を楽しむこともできるみたいです。
プライム会員限定の魅力的なタイトルを追加料金なしでお楽しみいただけます。レンタル・購入 –レンタル・購入可能な映画やTV番組でもウォッチパーティをお楽しみいただけます。参加メンバーはホストが指定した該当の視聴タイトルをレンタルまたは購入し、視聴資格を有する必要があります。
https://www.amazon.co.jp/adlp/watchparty#:~:text=%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%80%8D%E3%82%92%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E8%A6%96%E8%81%B4,%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%81%8B%E3%82%89%E5%A7%8B%E3%82%81%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82&text=%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AB%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%81%99%E3%82%8B%E5%90%8D%E5%89%8D,%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%92%E4%BD%9C%E6%88%90%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82&text=%E5%85%A8%E5%93%A1%E3%81%AE%E6%BA%96%E5%82%99%E3%81%8C%E3%81%A7%E3%81%8D,%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%92%E9%96%8B%E5%A7%8B%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
URL長ぇ~。
私はこのサービスを利用したことがないのですが、説明文を読む限りだとウォッチパーティに参加するにはホストと参加メンバーはそれぞれ同じ作品をレンタルか購入する必要があるみたいです。
個人的には実況動画もウォッチパーティみたいな感じでゲームを買うと動画を観る権利を得るのがいいと思っているのですが。
このシステムを実況動画に持ってこられないですか?
え?あかん?
なんでですか
管理しきれない?
昔のゲームとかですか?
あぁ……
あかんってさ。
まあ確かに、本家ウォッチパーティもPrime Videoで配信されてるやつ限定かもしれないし。
1つのでっかい企業が管理したら可能なんでしょうが、ディストピアみたいになるやろうしなあ。
だめでした。
お願い『動画観てゲームも買ってください』
ウォッチパーティみたいにゲーム買ったらその作品を使用した動画を観れるのって最高だと思ったのですが、実際に導入するのは難しいどころのお話ではなさそうです。
結局のところユーザーの厚意にお任せすることになるのですが
一度私から皆様にお願い申し上げます。
『実況動画観たらそのゲームを買ってください』
よろしくお願いいたします。
しまいに
お疲れ様です。
結局、愚直にお願いして実況動画視聴者にもゲームを買ってもらう方法しか思いつきませんでした。
早いところ影響力を持つ人間になって徐々に賛同してくれる人を増やすしかなさそうで泣いてます。
何年かかるか見といてみて。
あとまだ観たことなかったら『Outer Wilds』をやってください。
知らないことは貴重なんです。
知ってしまったら知らない状態には戻れないんです。
と言ったところで今回はここまで。
ご覧いただきありがとうございます。
愛をこめて。
でくのぼうより。
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